清きワンクリックを
日々のニュースにおいて、
大津市教委・大津警察署・
大津市長・デビ夫人、
そして損害賠償裁判と
いろんな方面からのニュースが
錯綜して、内容整理しての
記事掲載には週末が
到来するまで無理でした
私の理解する本日時点での
法的なバリューあるニュースは
次の4点になります。
(1)大津警察署が3回にわたり
被害届の受理を拒絶したこと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120705-00000112-san-soci
(2)大津市教委は2回もの
アンケートに接しながら「いじめと
自殺との因果関係は不明」と
いうスタンスをとりつづけ、調査を
打ち切ったこと。
☆2012/7/13ようやくアンケートは
公表された
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201207140056.html
また、大津市教委は答弁書で
「いつ誰がどこでいじめを目撃
したか明らかにせよ」「どの教員が
いつどこでいじめを見過ごしたか
明らかにせよ」「いかなる回避
措置を大津市が講じれば自殺を
回避しえたとの主張か、明らかに
せよ」と旧来どおりのいじめを
めぐる訴訟における行政側の
スタンスを堅持したこと。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20120707000063
(3)西村あさひLO(ハーバードLS
卒業のエリート弁護士)出身の越
直美市長は泣いて和解による
解決を求める記者会見したのに
対し、澤村憲次教育長は事実
関係を訴訟で明らかにする
方針を優先したいような記者
会見を開いたこと。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120707-OYT1T00033.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120713/shg12071315360008-n1.htm
(4)デヴィ夫人が加害者の実名や
家族に関する情報をブログに
列挙したこと。
http://www.j-cast.com/2012/07/11139024.html
いまメディアに注視されているのは
(2)(3)であり、おそらくは事実を
探究し判決を下す司法的解決
でなく、極端な話、請求認諾で
済ます政治的解決が図られる
ことになると思う。なぜなら、
選挙を控えている大津市長や
大津市議会でそれを可決すれば
大津市内の役人(教委職員)は
唯々諾々と従わなければならない
ところ、旧態依然とした訴訟遂行
では大津市への全国からの
クレーム頻発は避けられず、通常
業務にも支障を来たすことになり、
その損失は1億円でも補填し難いと
考えるだろうからだ。
※法による裁判でなく、人民裁判で
進むことについては、結果が
正しいか否かにかかわらず、
法の支配が実施されていないことに
なるので、そのプロセスについてだけは
弁護士として少なからぬ疑問符が残る
ことは付記しておきます。
今後、大企業や公共団体から
依頼を受ける弁護士は、子どもの
喧嘩のような旧態依然の物言いを
すると、メディアに叩かれて舵取りが
難しくなることがあることはぜひ
頭に叩き込んでおくべきだろう
「旧態依然の物言い」という
表現をしたが、法律家に即した
スタンスとしては、人倫に照らして
どうかという次元でなければ、実は
決して間違った対応にはならない
ことは2012/7/8PINE'S PAGEの
記事のとおりなので、関心のある
ひとは読んでみてほしい
http://puni.at.webry.info/201207/article_5.html
ほかにも触れられるネタが
いくつかある案件のようですが、
今日のところはこの辺で
ろぼっと軽ジK